車のニュース[2021.03.22 UP]
ボルボ、2030年までにすべての販売車両をEVへ
ボルボ・カーズは、2030年までに完全な電気自動車のみを販売し、ハイブリッド車を含む内燃機関を搭載した車を全世界で段階的に廃止することを目指すと発表した。
完全な電気自動車メーカーになることで、急成長する電気自動車(EV)市場をリードするねらい。
この記事の目次
電気自動車受け入れの動きに期待
完全な電気自動車メーカーへの移行は、クルマ1台あたりにおけるライフサイクルの二酸化炭素排出量を一貫して削減するという計画の一部。また、今回の決定は、法律の制定や、アクセス可能な高品質の充電インフラの急速な拡大により、消費者による電気自動車の受け入れが加速することを期待してのもの。
電気自動車の販売はオンラインで
ボルボ・カーズは昨年、初の完全電気自動車「XC40リチャージ」を発売(2021年3月現在、日本国内未導入)。また、2台目の完全電気自動車である40シリーズの新モデルを発表する。すべての電気自動車は、オンラインのみで販売される予定だ。
「私たちは、電気自動車とオンラインという未来への投資を選択した。電気自動車分野のリーダーになることに完全に集中している」とCEOのホーカン・サムエルソンは述べた。
気候変動問題対策の一助として
同社は今後数年のうちに、さらにいくつかの電気自動車を発売する予定。
2025年までに、世界の販売台数の50%を電気自動車、残りはハイブリッド車で構成することを目指す。2030年までには、販売するすべての車を電気自動車にすることを目標としている。
「私たちは電気のみの自動車メーカーになることを決意しており、2030年までに移行する必要がある。これにより、お客様の期待に応え、気候変動の問題解決策の一端を担うことが可能になる。」と、ヘンリック・グリーン最高技術責任者は述べている。
March 22, 2021 at 09:41AM
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