中国放送
マツダは、初の電気自動車「MX-30」をベースに、足の不自由な人向けの車両を開発しました。どんなこだわりがあるのか。試乗会に参加しました。 マツダが開発した足の不自由な人=下肢障害車向け車両「Self-empowerment Driving Vehicle」です。1月末発売の新型車「MX-30EV」をベースにしています。 従来の下肢障害者用の福祉車両は、右手でハンドル操作をしながら、左手でアクセルとブレーキ操作が一体となったレバーを操作するのが主流でした。しかし、この車は、右手でハンドル内のリングを押すことでアクセル操作をしながら、左手でブレーキレバーを操作します。 「ちょっと最初は慣れないですけど。手のひらのこの辺りで押していけばいいと。何となく感覚でわかってきました。カーブの時に立ち上がりにハンドルを回しながら手のひらで押していける。しかも、どこの位置でも押していける。すーっとスピードを上げていける感じ。」(小林康秀キャスター) 試乗会には、17年前に交通事故で右足を失った谷口正典さんにも参加してもらいました。現在、谷口さんは、左足でアクセルとブレーキペダルを操作して運転しています。 ― 谷口さんにとって車とはどんな存在? 「わたしにとって車とは自由に行き来できる。いろんな所に連れて行ってくれる。そんな存在です。」(谷口正典さん) さっそく、谷口さんとともに車に乗り込みました。 ― 乗ってみた感じは? 「一番最初に目に入ったのは、センターコンソールがとってもきれいですね。」(谷口正典さん) 車内の質感が気に入った様子の谷口さん。まずは、駐車場内で試乗です。 ― どうですか、滑り出しは? 「とてもなめらかに発進してくれて。とても気持ちいいです。」(谷口正典さん) いよいよ公道での試乗です。 「アクセルの操作性もとてもいいですね。」 ― どんなところがいいですか? 「手のひらで押して、ぐっーと踏み込める感覚で。思った通りに動いてくれます。」(谷口正典さん) 今回、マツダは、重さが6キロと、軽い車いすも開発しました。車への乗車、そして、車いすの積み込みでは、FREE-STYLE DOORと呼ばれる「観音開き」のドアを生かして、こんなメリットもあります。 後ろのドアは、自動で開閉することができます。乗車の際は、車いすからシート横に出せる補助シートに移動して、車いすを自分でたたんで、後部座席に収納することができます。 「MX-30を開発する当初から、このフリースタイルドアを採用しようと決めたときから、下肢に障害がある方にお選びいただくことを視野に入れていました。」(マツダ 竹内都美子主査) これまで67度だったフロンドドアの開閉角度を82度まで広げることで、乗車が楽にできるように配慮しました。また、世界で初めて一般の運転と手動運転操作が、スタートスイッチで簡単に切り替えることができるため、下肢障害者と健常者が、同じ車を一緒に使うこともできるようになりました。 「安全に誰でもどこへでも一緒にを、この車で実現していきたいと。」(マツダ 竹内都美子主査) 試乗を終えた、谷口さんは…。 「左足でずっと運転しているんですけど、長距離ドライブになりますと、アクセル踏んだり、ブレーキ踏んだりの繰り返しになったりと、腰に負担がくることがあったけど、今回、手だけで操作するということで、足腰に負担が少しでも軽減できればと期待しています。」(谷口正典さん) この車は、この秋以降に発売する予定だということです。
RCC BROADCASTING CO.,LTD.
April 01, 2021 at 06:04AM
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