関西電力は、５～６人乗りの電動車両「ｉｉｎｏ（イイノ）」を観光地や商業施設向けに貸し出すサービスを始める。時速５キロ以下の低速走行が特徴で、利便性や快適性にこだわったという。名称は「乗っていいの？」と興味や驚きを感じるような車をイメージして付けた。新たな収益源を確保しようと約３年前から若手社員を中心に開発に取り組み、事業化にこぎ着けた。
車両には計６個のセンサーを設け、事前に設定したルートを自動で走る機能を備える。車両の上にソファを置いたリゾート地向けの「タイプＲ」（６人乗り）と、商業施設の歩行者エリア向けの「タイプＳ」（５人乗り）の２種類を用意した。
第１弾として１１月に宇都宮市内の観光施設への導入が決まった。車両に乗りながら料理を食べる企画を検討しているという。サービスの運用を担う関電子会社の担当役員は「単に移動するだけではなく、その場所の魅力を引き出したり、リラックスできたりする乗り物にしたい」と話す。
October 03, 2020 at 01:00PM
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電動車両の貸し出しサービス開始…関電、観光地や商業施設向け - 読売新聞
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