グッドスマイルカンパニーは12月26日、富士スピードウェイにて「Mercedes-AMG GT3 タイムアタック チャレンジ!」配信イベントを開催。初音ミク GTプロジェクト、グッドスマイルレーシング(以下GSR)の2021年参戦車両の新デザインを初披露した。
GSRは12月18日に、「GOOODSMILE RACING & TeamUKYO」としてSUPER GT 2021 GT300クラスへの参戦を発表。そして2021年度の初音ミク レーシングVer.(通称:レーシングミク 2021Ver./イラストレーター 森倉円)を披露した。
その参戦発表に続く12月26日のイベントでは、SUPER GT 2020シーズン中に課せられていた最重量級のウエイトハンデと、最も細いリストリクターの設置義務を取り払った、本気のタイムアタックが行なわれ、タイムアタックの結果、1分34秒864のタイムを記録、改めてマシンポテンシャルの高さを見せつけた。
グッドスマイルレーシングは「Unchanged Strong Team Bonds , To The Top ~変わらない、固い絆。頂点へ~」を掲げて、2021年も頂点を目指して戦っていくという。
以下、SUPER GT 2021に向けた、エントラント代表の安藝貴範氏、片山右京監督、谷口信輝選手、片岡龍也選手のコメントは以下の通り。
エントラント代表の安藝貴範氏:「2020年シーズン前半はチームも戦略もよくなかったが、シーズン途中からAMGとの協力をより高めた。その結果を2021年シーズンにも活かしていきたい。今日のイベントはウエイトやリストリクターを外してのサーキットアタックで、AMG側もやったことはないと思うが、常にHWA(ドイツのAMGレース部門)のエンジニアとの連携とデータを共有しており、日本の路面とタイヤについて経験を積んでもらうトライアルになったと思っている。クルマ、タイヤなど応用できるもの全てを計測し、本来のポテンシャルに対し、BoPで締められる、それに対してどのように対応していくのかという定規を作る作業でもあったと思う。チーム体制はずっと変えておらず、今後も当面変えるつもりはないのでチームメンバーそれぞれが能力を認め合い、各々が積み上げたものをどう活かすかがポイントになると思う。レースは年々高度化していくので、それに対して、僕らが対応していくところを見ていただきたいです」
片山右京監督:「過去3回優勝を経験しながら、次第に苦しくなってきたことで、チームとしてどうやったら強くなれるかを本格的に模索しており、複数メーカー含め話をしている。これから取り組みや関わる人も増えるだろうし、一段階段を上がろうとしているのが今のチームで、そういう努力を続けていくことが結果だけではなく、より本物に近づけると思っている」
谷口信輝選手:「2020年が終わり、今年はどの戦いを振り返っても苦しいシーズンだった。今日、ウエイトやリストリクター無しで走行し、AMG GT3は、ポテンシャルの高いクルマだと、はっきり実感できた。来シーズンは今年のデータや作戦などを活かし、クオリティを上げて、もっと努力すればよかったと言う想いが残らないように毎戦やり尽くし、気合を入れ直して2021年シーズンを迎えたい」
片岡龍也選手:「2020年は、なかなか苦しいシーズンでしたが、後半にかけて戦える手応えや伸びてくる感じはあったので、その流れを、来年の開幕に再現し、さらに伸ばすことができれば、来シーズンはよくなると思う。反省をしながら、現在の体制を継続し、みんなで協力し、体制を強化して、応援してくれるファンに盛り上がっていただけるような2021年シーズンにしたい」
December 29, 2020 at 08:25AM
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