新潟県を襲った記録的な大雪により除雪の重要性が再認識される中、関越自動車道の車両立ち往生区間を管轄する東日本高速道路新潟支社が配布している「除雪車両カード」が、ひそかな人気になっている。新潟県を拠点に活動するアイドルユニット「Negicco(ねぎっこ)」がPRしていることもあって、SNS(会員制交流サイト)上で話題になっている。同支社は「カードを通じて高速道路のことを知ってもらえれば」と話している。(本田賢一)
SNSで話題
同支社では高速道路への理解を深めてもらうため、2年前から名刺大の写真入りカードを管内のサービスエリア(SA)やパーキングエリア(PA)で配布している。平成30年度と令和元年度は、高架橋をプリントしたものをそれぞれ5400枚、5900枚配った。今年度は「新潟らしさを出して、楽しく高速道路を知ってもらいたい」(同支社総合企画部)と、新潟エリアで活躍する除雪車両をカードにした。
11月27日から配布を始めたところSNSで話題になり、「これほしい」といった書き込みも。PRにNegiccoを採用したことで、「若い人の関心も高い」(同部)という。
子供たちに人気の働く車ということもあり、今年度は配布枚数を約3倍に増量。4種類で計1万6千枚配布予定だ。
収集難易度高め
除雪車両カードは、北陸、関越、上信越各自動車道の特定のSAやPAのショッピングコーナーで買い物をすると、購入金額にかかわらずもらえる。第1弾は終了だが、配布期間・場所は次の通りだ。
(1)圧雪処理車(11月27日~12月24日、黒埼PA・大積PA・越後川口SA)
(2)湿塩散布車(12月25日~1月21日、阿賀野川SA・栄PA・蓮台寺PA・谷川岳PA)
(3)ロータリー除雪車(1月22日~2月18日、米山SA・塩沢石打SA・越中境PA)
(4)除雪車(2月19日~3月19日、山谷PA・名立谷浜SA・妙高SA)
配布期間と場所が4種類とも異なるため、全種類集めるのは難易度が高い。4種類を集めて応募すると、“お宝カード”が抽選で50人にプレゼントされる。
総動員で対応
同支社は、新潟県を中心に長野、群馬、富山の一部区間を管轄。除雪車両を待機させる雪氷基地が33カ所あり、圧雪処理車14台、路面凍結防止剤をまく湿塩散布車42台、ロータリー除雪車48台、除雪車143台が配備されている。豪雪地帯だけに「新潟支社の除雪費用は年間約60億円」(同部)に上る。
16日午後6時ごろ始まった関越道の車両立ち往生は、約52時間後の18日午後10時15分ごろに解消され、国道との調整で17日午前5時40分ごろから始めた通行止めも、19日午後9時半にようやく解除された。この間、除雪車両を総動員し、対応にあたった。今後、通行止めのタイミングが適切だったかどうかなどを検証することになる。
一方、東日本高速道路の小畠徹社長は今回の大雪について、18日の会見で「スタックした(動けなくなった)大型車が多い。冬タイヤを装着していても、使い込んだものを使っているトラック、大型車があったと聞いている」と指摘。立ち往生の要因の一つに、大型車のタイヤの問題があったことを示唆した。利用者側の雪に対する備え方も問われることになりそうだ。
December 27, 2020 at 05:00AM
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