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ドローン、離島で活躍 上天草・湯島で物流実験 荷物運搬自走式車両も - 熊本日日新聞

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 熊本県上天草市は民間企業と連携して離島の湯島を対象に、小型無人機ドローンや自走式小型車両を使った物流の実証調査を進めている。来年2月までに課題や今後の取り組みを整理し、数年以内の実用化を目指す。

 市やNTTデータ経営研究所(東京)などでつくる協議会が9月に着手。新技術で離島の課題を解決する国土交通省のスマートアイランド推進実証調査の一環で、公募で全国10地域の一つに選ばれた。国からの予算措置は約1千万円。

 湯島は人口約280人で高齢者は約6割。定期船以外の物流手段の確保が課題だ。さらに多くの住宅が傾斜地にあり道路も狭く、島内での荷物運搬も難しい場合がある。

 3日の実験では、同市大矢野町の宮津地区から約8キロ離れた湯島の高台の広場まで、産業用ドローン(最大搭載量5キロ)で重量約1キロの荷物を運んだ。衛星通信を用いた自動飛行。海上の強風で一時、スムーズに前進できない場面もあったが14分ほどで到着した。

 リモコン操作の電動自走式の小型車両(全長90センチ、幅50センチ、かごを含む全高80センチ、最大積載量150キロ)を使った運搬も実験。広場から約300メートル離れた民家に重さ10キロのキャットフードを運んだ。
 受け取った森美鈴さん(68)は、大矢野島での買い出しがキャットフードなどで30~40キロになることもあるという。「港から自宅まで一輪車で運ぶので体力的にきつい。これだと便利ですね」と感心していた。

 協議会メンバーで島内に拠点を置く合同会社「湯島屋」代表の莟[つぼみ]和宏さん(36)は、新技術を使った物流の事業化を構想する。「ドローンは運ぶ量が限られるが定期船よりもスピーディー。湯島の海産物を大矢野島側に素早く運ぶ使い方もある。島民の期待は大きい。実現に向けて頑張る」という。島で普及を目指す電動バイクや電動カートの電源も見据え、太陽光発電などの再生可能エネルギー事業の展開と組み合わせて実現したい考えだ。

 協議会は実験結果を検証した上で、実用化する場合の体制や方法などを検討する。市企画政策課は「実証調査の成果を離島の活性化につなげたい」としている。(松冨浩之)

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December 14, 2020 at 05:03AM
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