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「ホームドア時代」に取り残された車両の運命 - 東洋経済オンライン

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ほかの路線で元気に活躍する車両もあるが…

有楽町線で活躍していた頃の東京メトロ07系。兄弟車の06系とともに丸みを帯びた前面デザインが特徴的(筆者撮影)

近年設置が進んでいるホームドア。このホームドアの設置が原因で撤退、または引退を余儀なくされた車両がある。ここではそんな車両をピックアップしてみた。

■東京メトロ06系・07系

東京メトロ06系・07系は営団地下鉄時代の1993年に登場。当時は21世紀の地下鉄の基本モデルと位置づけられ、「Gentle&Mild」をメインテーマとして設計された。

両形式とも従来車両の置き換え用ではなく、輸送力増強用で製造両数が少なく、06系は10両編成1本、07系は10両編成6本のみ製造された。

外観上の特徴は第1・第4ドアの位置を車体中央寄りにずらしたことで、車内の座席定員は従来車両の「3+7+7+7+3」ではなく、「4+6+7+6+4」に。先頭車は、全長を7cm延ばした20m7cmとして、運転室を拡大。乗務員の環境改善にも配慮した。しかし、これが後にあだとなる。

ドア位置がホームドアに対応できず

2008年6月14日に副都心線が全線開業した。同線は和光市―小竹向原間を有楽町線と共用する路線で、車両も共用することが前提だった。しかし副都心線は小竹向原―渋谷間でATO(自動列車運転装置)によるワンマン運転を行い、ホームドアを設置することになった。

ドアの位置がずれている07系はホームドアに対応できない。幸いにも東西線に残っていた初代車両5000系の置き換え用に抜擢され、07系第03〜06編成を2006年に有楽町線から撤退させて、2006〜2007年にかけて順次東西線で運用を開始した。

有楽町線に残っていた第01・02編成も2007年9月から小竹向原駅にホームドアを設置することになって撤退を余儀なくされた。結局、2009年3月のダイヤ改正で所要数が増えた東西線に転用され、現在は全編成が東西線で活躍している。

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November 10, 2020 at 03:10AM
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