自動車部品製造の太平洋工業(大垣市)は十七日、PCR検査車両一台を県に寄付した。検査が必要な場所に出向いて検体を採取できるほか、新型コロナウイルス感染者を移送する機能も備えた。学校や施設でクラスター(感染者集団)が発生した場合など、大人数の検査に期待できる。
ワゴンタイプの車両の扉に小窓を設置。車内の医師が小窓から腕を伸ばし、車外の検査対象者の検体を採取する。伸縮式の天幕があり、医師が車外に出て、検査を受ける人が車に乗ったまま検体採取する「ドライブスルー方式」での対応もできる。保冷庫も設備し、検体の輸送も可能。
前方の座席と後部座席の間はビニールカーテンで仕切った。後部座席に陰圧機能を備え、運転席側への空気流入を防ぐ。患者を病院から後方施設へ移送する際などにも利用できる。
太平洋工業の九十周年の記念事業として寄付した。コロナ禍で大規模な記念行事が開けない中、本紙が六月に掲載した名古屋市内の病院にPCR検査車両が寄付されたという記事を読んだ小川信也社長が思い立った。
県庁であった贈呈式で、小川社長は「クラスターが発生したときなどはこの車を使っていただき、早く沈静化できれば」と話した。古...
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