茨城県ひたちなか市で、５０年以上無事故で活躍した地元の鉄道の車両をご神体とするユニークな神社が、ことしの春、造られることになりました。
ご神体となる車両はひたちなか海浜鉄道で６年前に廃車となり、ひたちなか市にある阿字ヶ浦駅で保存されていて、県外からも鉄道ファンが撮影に来るなど根強い人気があります。
そこで、街おこしに取り組むグループが、この貴重な車両を地域の観光資源にしようと、車両をご神体とする神社の計画を立て、車両の修繕などにかかる費用をクラウドファンディングで募ったところ、全国から４６０万円余りが集まったということです。
神社はことしの春に創建の予定で、「ひたちなか海浜鉄道」になぞらえて「ひたちなか開運鐵道神社」と名付け、長年、車両が無事故だったことにちなんで、交通安全や長寿に縁起がいいとアピールすることにしています。
代表の佐藤久彰さんは「多くの人の支援で鉄道ファンに喜ばれる神社を造ることができます。ぜひ訪れて地域の魅力を知ってほしいです」と話していました。
ひたちなか海浜鉄道の吉田千秋社長は「鉄道会社では考えられない発想を出してもらえてうれしく思う。これを機に多くの人に乗車してもらいたい」と話していました。
January 07, 2021 at 04:37AM
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鉄道車両がご神体の神社 創建へ｜NHK 首都圏のニュース - NHK NEWS WEB
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