令和2年3月末で閉園した「加悦(かや)SL広場」(京都府与謝野町加悦)で展示されていた鉄道車両が26日に閉園後初めて譲渡先へ運搬されることが8日、わかった。同広場を運営していた宮津海陸運輸(宮津市須津)が明らかにした。今回譲渡される鉄道車両は26日夜に同広場を出発し、新たな展示場所となる山口県下関市の道の駅に28日午前に到着する予定。
運搬されるのは「103号蒸気機関車」。大正4(1915)年に米国メーカーが製造。同7(1918)年に開業した山口県の長門鉄道(路線総延長18・2キロ)が輸入し、同年から運行していた。
その後、昭和22(1947)年に東洋レーヨン滋賀工場で使われ、同39(1964)年に兵庫県の宝塚ファミリーランドに寄贈・展示された。平成15(2003)年のファミリーランド閉園に伴い、加悦SL広場で展示。長門鉄道は昭和31(1956)年に廃止となっている。
同車両の無償譲渡を受けるのは、かつての長門鉄道の沿線住民ら有志で構成する「長門ポッポを守る会」。新たな展示場所は山口県下関市の道の駅「蛍街道西ノ市」の敷地内で、プラットホームや車両を覆う屋根などの付帯設備も整備された。運搬費や工事費などは、守る会のメンバーらを中心とした寄付活動などで集めているという。
同広場では25日から車両運搬に向けた作業を開始。26日夜から低床トレーラーを使って車両を運搬する。守る会の伊藤修二会長(78)は「かつて、この地域を走っていた大正時代のSLが残っているのはすごいこと。地元の子供たちにSLを通じて、長門鉄道や地域の歴史を教えていきたい」と話している。
宮津海陸運輸によると、同広場で展示されていた計27車両のうち、6両の保存(譲渡)先がまだ決まっていないという。
September 09, 2021 at 05:29PM
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